今年も7月から米子市の基本健診が始まります。
真誠会ではすべての患者さんに胃カメラによる胃がん検診をお勧めしております。
昨年基本健診による胃カメラ症例数は約600例でしたが、今年の目標は700例です。
胃がんをはじめ、各種のがんは完全に避けることは出来ないのですが、早期発見、治療すれば完治できる病気です。そのために胃カメラを毎年行い、早期に胃がんを発見することはとても重要です。
さて、その胃カメラですが、真誠会では昨年から胃カメラを鼻から入れるいわゆる鼻カメラを導入しました。私はすでに1000例近く経験し、昨年よりさらに技術を上げ、優しく、患者さんの苦痛を最小限にするようになりました。
昨年私の鼻カメラを受けた患者さんが、今年も鼻カメラを受けられた患者さん、健診を受けた真誠会のスタッフからも、昨年よりも楽に鼻カメラを受けることができたという感想をもらいました。
昨年鼻にカメラを入れることが困難だった方も、今年は難なく鼻カメラが出来ましたので、私自身も自分の技術の進歩を確実に感じております。
患者さんの中には、鼻カメラに対して抵抗があり、口からカメラを入れた方もあり、また絶対に麻酔が無いといけないと言われる患者さんには軽い安定剤の麻酔を使用していました。ですが、今年はなるべく全員の方に、鼻カメラを麻酔なしで受けていただきたいと思っております。
65歳から3年、5年、がん検診をして異常が見
られないと、もうがんは発生しないと思いが
ちの方が多くおられます。がんは年齢が重な
るほど発症の可能性は高くなります。
中には、胃はなんともない、今まで胃が悪
くなったことは一度もないと言って、健診を
受けられない方もありますが、このような人
に限って、あるとき突然進行胃がんが見つか
ることがあります。もともと早期がんには症
状がないので、症状がないからといって早期
胃がんはないとは言えないのです。胃がん検診の結果、異常がない状態が継続しても、胃がん検診を継続して受け続けることが大切です。
今年は一段と腕の上がった私の鼻カメラを信頼して頂き、ご自身の健康チェックのためにも是非、胃がん検診を受けてください。 |