真誠会セントラルクリニックの検診率は米子市内の病院、医院でも高いほうです。今や日本人の3人に一人はがんで亡くなる時代です。そのがんによる死亡を防ぐためには、検診による早期発見が大切です。
基本的にはがん検診は毎年受けていただきたいと思います。毎年検診をしている経過の中で発見されるがんは早期がんが殆どですので完治が可能です。
しかしながら、一度異常は無かったからと一年間検診を飛ばして二年目に検診を受けたときには、進行がんになっている可能性もあります。
そのため、胃がん検診で早期がんを見つけるためには、毎年検診を受けることが絶対に必要なことです。
また65歳から3年、5年、がん検診をして異常が見られないと、もうがんは発生しないと思いがちの方が多くおられます。がんは年齢が重なるほど発症の可能性は大きくなります。
中には、胃はなんともない、今まで胃が悪くなったことは
一度もないと言って、検診を受けない方もありますが、この
ような人に限って、あるとき突然進行胃がんが見つかること
があります。もともと早期がんには症状がないので、症状が
ないからといって早期胃がんはないとは言えないのです。胃
がん検診の結果、異常がない状態が継続しても、胃がん検診
を継続して受け続けることが大切です。
胃がん以外に大腸がん、肺がん、前立腺がんのチェックも必要です。
女性は乳がん、子宮がんの検診が必要です。80歳ぐらいになればもう女性を卒業したつもりで、乳がんにならないと気楽に考えられる方もおられます。ですが、年齢に関係なく子宮がん、乳がんは発生します。
また、がんの発生には、がん家系であることも影響しますので、親族にがん患者がいらっしゃる方は、特に注意深く検診を受けられることをお勧めします。
生活習慣としては、喫煙、糖尿病、肥満などが、がんの発生の可能性を高める危険因子になりますので、ぜひとも毎年のがん検診が必要です。
とにかく私は、真誠会の患者さんからがん患者を出したくないですから、60歳以上の患者さんには全員に胃がん健診、大腸がん検診を受けていただきたいと思います。
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