さ わ や か 真 誠 会

平成13年6月号
NO.36

〜院長から 患者さんへの手紙〜

  21世紀の真誠会ロビー改革

医療法人 真誠会
 真誠会医院
 院長 小田 貢

 真誠会医院は昭和63年9月に開院しました。開院当時の外来ロビーはそれなりの斬新さがあったと思いますが、開院以来14年近くなります。本年は2001年となり21世紀を迎えたのを記念して、真誠会医院では外来ロビー周りを大幅に改革を行いました。今回の改革の目的は、[患者さんの長い待ち時間]を少しでも軽減することであり、私の開業以来、ずっと気にかかっており悩んでいた事でした。
 皆さんすでにご存知の通り、平成12年4月より患者さんのお世話専属の池本がいますが、外来が混雑している時の待ち時間は、一人平均30分から45分、長い場合には1時間、時には2時間くらいあり、その時間をどうしても解決することができないでいました。患者さんの待ち時間を短縮するためには診察時間を短くすることしかありません。しかし、それは医療の質を低下することを意味します。熱心に患者さんを診察すれば、それだけ待ち時間が長くなってしまい患者さんにご迷惑をおかけするという矛盾が生じます。
 そこで私は、患者さんにとって大切な時間であるだけに、その苦痛な待ち時間を出来れば有効的に且つ快適に使っていただけるよう次の改革を考え実施いたしました。
【1】大型50インチのテレビの設置:
幸運なことに午前中の一番長い時間待っていただかなくてはならない時に、イチロー選手や新庄選手が活躍するメジャーリーグが放映されています。メジャーリーグの内野は芝生がきれいなので心が和みます。
【2】ミニ図書館の開設:
真誠会全体の職員に呼びかけて集まった1000冊の本をもとに開設しました。貸し出しも出来るようにしました。雑誌も老若男女のあった多種の雑誌、小説、その他もろもろの種類の本を揃えました。
【3】花による癒し:
ロビーのイヌ走りのところに職員が丹精をこめて花をいっぱい植えてくれました。
【4】アロマセラピー:
まだ患者さんの多くの方はお気づきではないと思いますが、午前10時から12時にかけて外来ロビーでは心を安らげるため、アロマセラピー(香りによる心、脳の癒し)を行っております。何種類かの香りがありますので、今後いろいろ香りを変えてみたいと思います。午前の診察の10時ごろから、ほのかな甘すっぱい香りが外来一面にたちこめております。
【5】「笑顔いっぱい花いっぱい」キャンペーンの実施:
真誠会医院の職員は全員丸い黄色いニコニコマークのバッジをつけて患者さんに対応しております。対応にご満足できない職員がおりましたら池本に言っていただけるか、ご意見箱にご意見をいただければ幸いです。
 私は今後も、真誠会外来ロビーを単に私たちだけではなく、患者さんと共に二人三脚で改善し快適な外来にしたいと考えておりますので、どうか皆様のご協力をお願い申し上げます。なお図書の本は随時寄付を申し受けておりますので、他の人と喜びを分かち合える図書がありましたらご寄付を賜りますようお願い申し上げます。


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