平成25年が終わろうとしています。本年は、真誠会創立25周年にあたりましたが、まるでその記念行事のようにたくさんのことをやり遂げました。
新年早々、介護予防センター2階の改築による「米子地域包括ケアセンター」の開設、4月には老人保健施設「ゆうとぴあ」の増築(スタッフルーム、理事室)、9月には複合型サービス施設(和田町)10月にはグループホーム「椿庵・桜庵」の竣工、サービス付き高齢者向け住宅「真誠会セントラル・レジデンス」竣工などがあり、また昨年に引き続き在宅医療連携拠点事業(本年は鳥取県地域医療再生基金として)受託しました。
そのため私の今年の一年間は今まで開業した中でも一番忙しい年でした。しかしながら、忙しいことと苦しいこととは全く異なります。その点では忙しくなくても今よりも、開業してからの20年間の一年、一年が比較にならないほど苦しかったと思います。
それは私、あるいは真誠会の力量が不足しているために先が読めない苦しみでした。本年はそれに比べればはるかに忙しかったですし、予算的にも久しぶりに大きな事業の連続(合計で5億円超)でしたが、真誠会は新しい事業を成功させるという自信があり、精神的な苦悩はほとんどなかったといえるかもしれません。
むしろ今年の一年間は多忙の中にも新しい事業の展開の実践を楽しみながら実行した一年でした。なかでも複合型サービス施設や二つのグループホームには東本願寺阿弥陀堂で使われていた約120年前の瓦をふんだんに使い精神性の高い、魂のこもった建物にすることができました。また、サービス付き高齢者向け住宅では主に神戸から買ってきた多くの輸入品(ほとんどイタリア製)を使い、お洒落で華やいだ建築にすることができました。その二つのスタイルはまったく正反対のイメージの建物ですが、それを同時に考えて実行することは私にとって他の遊び、趣味よりはるかに楽しいものでした。
おかげ様で10月に開所した2ユニットのグループホーム「椿庵・桜庵」は、12月初旬には、ほぼ満床となりました。10月3日に竣工した真誠会セントラル・レジデンスも予想通りの順調な滑り出しをしております。
実際に、今回のグループホームの増設や、サービス付き高齢者住宅は真誠会にとって不十分であって機能を補うものである、医療法人、社会福祉法人の機能がバランスよく整ってきました。ということで、平成25年は真誠会の25周年を飾るのにふさわしい一年でしたが、一方で私にとって60歳台最後の締めくくりの年としても、記念として残る、そして節目として残る一年になりました。
来年、平成26年からの真誠会、そして私にとって新しい展開をする年になると思います。
ご期待ください。
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