昔、30年、50年前のことですが、、、、正月は子ども心にも重大な行事でした。
年末の大掃除が正月を迎える前の大仕事でした。畳も上げて外に出し、竹でパンパン
とたたいて畳の埃を落としておりました。畳の下に敷いてある湿気防止の新聞も新しく
取り替えました。窓ガラスも拭き、障子や、襖も張り替えました。
母親は、おせち料理を全部手作りをしていました。 |
お正月の一週間前には餅つきをしました。餅つきはなぜかいつも早朝からおこなわれていたので、子どもの私にとっては辛かったのですが、早く起こされて手伝いをしました。
私は子どもながらに腕力は強かったので、子どものころからかなり餅をついておりました。
元旦には父親の前に進み出て正座をして新年の挨拶をしました。このときの父親は威厳をもっていて、まるで他人に挨拶するような緊張した雰囲気でした。
そして福笑い、双六などをして楽しみました。凧揚げもしました。
しかしながら、今では、餅もおせち料理も買ってきて終わりです。
それにもまして、以前よりクリスマスのほうが盛大になってきたので、正月の直前までクリスマス行事で時間をとられます。
今では、正月らしいのは本当に3が日ぐらいです。お店も初売りは元旦あるいはおそくとも二日です。4日目から仕事が始まりますが、だれもの表情はそれほど改まったようにも思えない時代です。
「一年の計は元旦にあり」などという言葉も死語になりつつあります。だらだらとした新年になっているのかもしれません。1月の最初の1週間が過ぎれば、あっという間に“普通”の日々にもどっています。私自身は自分なりに一年の計をもって、新たな気持ちと、決意
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をもって新年を迎えているつもりですが、つい日本全体のユルユルムードに流されてしまいそうになります。
でもこれではいけません。
新たに気合を入れて、患者さんの健康を祈って全力を挙げて一年間を突き進むつもりです |