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       ホスピタウン便り
           VOL61 (平成23年5月)

生きている喜びを形に


ホスピタウン便りvol61

 今回の東日本大震災は、筆舌に尽くしがたい大災害でした。
 とにかく、想像を絶するものであり、多数の犠牲者が出ました。
 今回の震災では家も財産もすべて失い、中には家族も失い、残ったのは自分一人、自分の命だけという方も多かったと思います。
 それに比べれば“当面” ではありますが、私たち山陰、米子はどれだけ安全かと、今穏やかに生活できることに感謝しなければなりません。
 たしかに、米子も今年の新年は豪雪で、弓ヶ浜半島の松林は無残な形になりました。
 それでも今となってみれば、今回の大震災に比べると、「たったこれだけで済んだのだ」とさえ思えるのです。福島県、宮城県の皆さんと比べたら私たちは幸せすぎるぐらい幸せです。
 私たちはとかくすると不満が心の中に起きてきますが、物事は考えかた次第です。
 それどころか、いつもは今ある命があることを当たり前すぎて忘れがちですが、今回の震災を機に、命あることに感謝し、そして有意義な人生にするための決意をするきっかけにできればと思います。
 プロゴルファーの石川遼プロ、宮里美香プロが、今季の獲得賞金全額を震災の被災者のために寄付すると勇気ある決断をし、また、ソフトバンク代表取締役の孫正義氏が個人として100 億円、および平成23 年度から引退までの孫社長の役員報酬全額も、震災で両親を亡くした孤児の支援として “継続的な” 支援を宣言し ています。
 この“継続的” 支援が本物の支援だと思います。
 私たちも100 分の一、1000 分の一でも“痛みを感じる支援” が必要だと思います。
 “痛みを感じる支援” であればこそ命があることの感謝も心に刻まれるのです。
 そして一方で私たちも、いろいろな災害から自分を守るための備えを常にして、話し合い、訓練しておく必要があると痛感しました。生きている限り、命を大切にし力強く前向きに生きて行かなければなりません。
 素晴しい春の空気を一杯吸って一歩一歩前に、そして上に向かって歩みましょう。
 私たちは幸いに今年も素晴しい桜を見ることができました。これからまた一年間歯を食いしばってがんばって生きて、来年も幸せな気持ちで満開の桜が見れますように。

                 ホスピタウン代表 医療法人真誠会 理事長  小田 貢

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