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ホスピタウン便り

VOL35 (平成14年10月)

 遠隔医療の夜明け

                                                                          医療法人真誠会 社会福祉法人真誠会  理事長 小田 貢

 

 この度、真誠会医院は鳥取県の開業医では初めて厚生労働省より遠隔医療設備事業に関する補助を頂き、「遠隔医療システム」を構築しました。

 遠隔医療システムとは、コンピュータネットワークを用いて、CT、MRI、レントゲン写真などの画像データを送受信し、その画像を見ながら意見交換をしたり、遠隔画像診断が行えるシステムです。現在、真誠会医院と鳥取大学医学部附属病院 臨床系の複数科と連携を基に遠隔医療プロジェクトを進めています。将来的には内視鏡写真なども閲覧できるよう検討がなされています。

 この遠隔医療プロジェクトを機に真誠会では、米子ホスピタウンの施設はもとより弓浜ホスピタウンをはじめ、各ステーションからでも任意で患者さんあるいは施設入所の方の医療画像を診ることが可能になります。それらの画像データは真誠会医院にて一括管理いたします。もちろん、これらの画像は暗号化して送られるものであり情報の漏れには万全を期しています。

 近い将来には、この画像にコラボレーション機能を持たせてオンラインで意見交換、討論ができるようにしたいと考えています。重症患者さんに関しては、インターネットを用いて常時、患者さんの状態の観察を行うことができる時代がすぐそこまで来ています。

 このような遠隔医療は、高額の予算が可能であれば容易にできることですが、真誠会では開業医のできる範囲で廉価版の遠隔医療システムを構成する方法を模索しております。

 いずれにしても平成14年10月は真誠会にとって遠隔医療の夜明けになりそうです。


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