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ホスピタウン便り

VOL32 (平成14年1月)

 

2002年も「愛」で


 私は、2001年に21世紀は「愛の世紀」であるという内容の挨拶文を書いたことがあります。
 真誠会では開院以来13年間、職員教育に対して、いろいろな表現やスローガンで指導を行ってきました。私自身もその指導をしていく中で試行錯誤し、そして迷いながら今日まできました。
 平成10年、聖路加国際病院 理事長 日野原重明先生に真誠会名誉理事長に就任して頂いてから基本的理念を「愛」ということに決めました。以後、真誠会では「愛」という言葉や理念を中心に教育方針をまとめ始めました。いろいろな教育における標語も「愛」を基本にしたものであり、目的も「愛」を人様に差し上げることであると教えてきました。その手段としては、具体的な考え方、話し方、伝え方に愛がなければならないという考え方です。このような教育は常に社会人として立派な人間に成長してもらうための教育であり、教育の目的を真誠会発展のための目先の教育ではない事は言うまでもありません。
 ちなみに真誠会の平成12年のスローガンは「感動ある医療福祉」でした。平成13年は、「上質のものを真心を込めて」でした。本年は、「人には愛を自分には謙虚さを」というスローガンで行きたいと思います。即ち、行動の動機としては「愛」を心の中に育てることです。
 医療福祉の現場はこのような「愛」の教育を実践し「命の大切さ」を学ぶ事が出来る素晴らしい職場です。医療福祉の現場はこれからもこのような教育を継続する必要があると思います。それが医療福祉の現場で働く者の誇りでもあり、使命でもあると信じております。
 昨年12月に完成したケアハウス リバーサイドは一般的な「定礎」とは書かずに、ケアハウスの玄関右側に「愛と夢と Love & Dream」と書きました。これからも真誠会が存続する限り永遠のテーマとして「愛」を追求して行きたいと思います。
 2001年は「愛」でスタートし、2002年も『愛』で始まることを願っております。
 最後にもう一度、本年のスローガンは「人には愛を自分には謙虚さを」です。

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