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ホスピタウン便り

VOL21 (平成10年9月)

日野原重明先生 医療法人真誠会名誉理事長に就任

お祝いの言葉
  医療法人真誠会は、平成十年九月十日の本日、創立十周年の記念式典に際し、名誉理事長の任に私が着くにあたり、ここにお慶びのメッセージを贈りたいと思います。
 真誠会理事長小田貢博士は、十年前に鳥取大学医学部の麻酔医学の助教授を辞し、現在その施設のある米子市河崎の地に、理想的な医療福祉の町作りを志し、大きなビジョンをもって新事業を同志と共に発足されました。
  保健と医療と福祉とが一つのシステムとして、また、一医療法人の企画としてよりも住民に支えられたコミュニティの事業としての構想、すなわちホスピタウン作りに小田博士は心身を投げ打って過去十年を過ごされました。小田博士は、ウィリアム・オスラー博士により具現された病む人を愛し、子供や老人をいたわる医のアートを、同志と共に地域の中に実践されました。今や、その事業は、医院、老人保健施設、デイケア、透析センター、訪問看護ステーション、在宅看護支援に併せて、三名のプライマリ・ケアを支える専門医(家原歯科 家原猛先生、辻田耳鼻咽喉科 辻田哲朗先生、 中下医院 中下英之助先生)による協力を得られ、ここにホスピタウンの第一期の事業を完成されました。 さらに第二期の事業として、米子市の弓浜の地に新しく老人保健設備の建設が決定したと伺っています。 今や、米子市のホスピタウンは、神戸市や熊本市で、同じホスピタウンの夢を追う同志と共に、そのネットワークを拡げつつある今日であります。
 二十一世紀には日本のホスピタウンの全国的ネットワークが作られることが強く期待されています。 米国で培われたヒューマニティーに富んだ医のサイエンスをオスラー精神をもって米子の地に伝達するミッションを私は感じ、ホスピタウンの施設と密な関係をもって協力していきたいと思います。
 以上のメッセージを今日贈ることが出来たことを、私はこの上なくうれしく思います。

日野原 重明
          
(財)ライフ・プランニング・センター理事長
               聖路加国際病院名誉院長・理事長
            聖路加看護大学名誉学長・理事長
             日本オスラー協会会長

ホスピタウン10周年記念式典
            ――理想郷を目指しての航海――

 平成10年9月9日ホスピタウン、そして医療法人真誠会は10周年を迎え、平成10年9月10日、河崎校区、加茂校区の自治会関係者を来賓に迎え記念式典が開催されました。式典は、始めにホスピタウン代表 医療法人真誠会小田 貢理事長の「理想郷を目指しての航海」と題しての挨拶がありました。小田理事長はその挨拶の中で、ウィリアム・オスラーの著書「平静の心」の中から次の文章を引用して理想的な人間像について熱く語られました。

「われわれがここにあるのは自分のためではなく、他の人々の人生をより幸せにするためである。」
「優れた人生は、愛(love)、すなわち人間愛(charity)によってのみ全うすることができる。」

 続いて、地元自治会代表者より祝辞が述べられました。
その後、聖路加国際病院理事長、財団法人ライフ・プランニング・センター理事長 日野原重明先生の医療法人真誠会名誉理事長への委任状を(財)ライフ・プランニング・センター所長 石清水由紀子さんが代理として授与されました。
最後に小田理事長が、ホスピタウンが誕生してから10年間の軌跡をオーバーヘッドプロジェクターにより約130枚のシートを使用しての説明がありました。
 医療法人真誠会は、今回の日野原重明先生の名誉理事長就任を機に日野原理念の実践と発展を目指し、病院理念の根幹とすることを明確に打ち出しました。また同時に、日野原先生の名誉理事長への就任は医療法人真誠会のみではなくホスピタウン全体にとって多大なる名誉であり、職員の誇りとなりました。そして、ホスピタウンの更なる発展にとって計り知れない効果があるでしょう。
 今後、(財)ライフ・プランニング・センターと連携し合い地域医療福祉の啓蒙活動を行うことが決定しました。



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