訪問看護師が主治医と連携を取りながら行います。痛みは、身体的な痛みだけではあ
りません。心理的、社会的な痛みなども影響します。「最期は苦しむ」というイメージ
を持ちがちですが、苦痛を薬物治療や、精神的なケアにより安楽に生活ができます。病
院でできる薬物治療は在宅療養でも可能なのです。
ある程度の予測はできますので、その期間を有意義にご家族との時間が持てます。ま
たご家族のなかでのご自分の役割り、例えば親として、妻(夫)として、子供として等、
ご自分の社会的役割を最後まで果たすことができます。
あなたの生活ペースにあわせ、自由に生活ができます。ご家族だけでは難しい入浴、
排泄など訪問看護師が支援致します。散歩なども一緒にさせていただきます。ご家族も
不安なことが多々あると思いますが、丁寧にアドバイスさせていただきます。
心のケアも訪問看護師の役割です。あなた一人ではありません。あなた自身やり遂げ
たことに、価値があるのです。みんながそばにいます。あなたらしく生きることが在宅
で過ごす意義なのです。
不安もたくさんおありと思いますが、訪問看護師も支援致します。きっとご本人の
希望をかなえられる、そして何よりも、「自分たち家族で看取ることができた、精一杯
看てあげた」といった思い出と自信が残ります。ご家族にとっても有意義なものにな
るでしょう。ご本人との貴重な時間になるはずです。